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初めての発表が近づいて、最初の一言を何度も考える。たとえばそんな場面で「案ずるより産むが易し」と言われたら、「じゃあ、準備しなくてもいいの?」と迷うかもしれないね。
このことわざが表すのは、あれこれ心配していたことも、実際にやってみると案外たやすいものだ、という意味です。読み方は「あんずるよりうむがやすし」。
どんなことでも必ず簡単に終わる、という保証として使う言葉ではないよ。心配していたときと、やってみた後の感じの違いに注目してみよう。
例文には「心配していたこと」と「やってみたこと」を入れよう
意味は小学館のデジタル大辞泉を掲載するコトバンクで確認できます。
使い方を見るなら、たとえばこんな例文。
「自己紹介をずっと心配していたけれど、話し始めると思っていたよりすんなり、用意した一言を伝えられた。案ずるより産むが易しだった。」
これは説明のために作った例です。心配があったこと、実際に話したこと、その後に案外できたと振り返ること。その順で読むと、ことわざがどこへ掛かるか分かるね。
ここ、用意した一言があってもいいんです。「準備ゼロだった」という条件は、この言葉の意味にはありません。
まだ始める前の人を励ましたいなら、ことわざだけで話を終えず、何が気になっているのかも聞いてみよう。発表なら、最初の一文だけ一緒に練習する案もあります。相手の心配を決めつけて「簡単だから」と押し切るためには使いたくないね。
辞典では意味の後に、注意や例文まで見てみて
自分でも例文を作りたいときは、「心配だった。でも実際にはどうだった?」と二つに分けてから、最後にことわざを置いてみて。実際の経験を書く宿題なら、自分に起きたことの範囲で考えてね。
紙の辞典を手元に置きたい人には、小学館の『例解学習ことわざ辞典 第三版』という選択肢があります。出版社の紹介では、意味に加え、参考・注意・似た言葉などを示す構成です。すべての漢字にふりがなが付いていることも確認できます。
今回、この本の「案ずるより産むが易し」の項目そのものは確認していません。上の意味の根拠はデジタル大辞泉。本は、ことわざの意味だけでなく使い方も調べるための候補として紹介しています。
次にこの言葉を使うなら、「何を心配して、やってみたらどうだったか」を一緒に。励ます相手がいるときは、その人が取りかかれそうな一歩まで話せるといいね。
参照:小学館デジタル大辞泉(コトバンク掲載)、小学館ことばのまど、楽天市場学参ドットコム。2026年10月21日確認。