秋の日は釣瓶落としの意味は?「つるべ」の動きを思い浮かべると分かるよ

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夕方に散歩する予定で、まだ明るいから少しあとでもいいかな、と考える場面を想像してみて。

窓の外を見るうちに、もう日が沈んでいく。そんな秋の日暮れを表すのが、「秋の日は釣瓶落とし」です。読み方は「あきのひはつるべおとし」。

秋の日が、釣瓶を井戸へ落とすように、さっと沈んでしまうことをたとえています。

でも、釣瓶って何? ここが分からないと、たとえの景色も見えないんですよね。まず道具の方から見てみよう。

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釣瓶は、井戸の水をくむ桶のこと

小学館『デジタル大辞泉』の「釣瓶」は、井戸水をくむために縄や竿の先へ付けて下ろす桶、と説明しています。

「瓶」と書くけれど、ここで思い浮かべるのは、飲み物のガラス瓶を落として割る場面ではありません。井戸へ桶が下りていく、その動きです。

同辞典の「秋の日は釣瓶落とし」も、井戸に落とす釣瓶と、急に沈む秋の日を重ねて説明しています。

ここでたとえられているのは、秋が終わることではなく、日が沈む様子なんですね。

言葉を「釣瓶=昔の道具」とだけ覚えるより、桶がすっと下がる動きと、夕日が沈む動きを並べると、たとえのつながりが見えてきますよ。

例文は「何をしていたら、日が暮れた?」から作ろう

意味を覚えたら、今度は自分で一文にしてみたい。そんなときは、秋の夕方にしていることを一つ選ぶと作りやすいです。

次は、この説明のために作った例文です。

「公園で写真を撮っているうちに日が沈んだ。秋の日は釣瓶落としだね。」

写真を撮る場面があるので、どんな早さに驚いているのかが伝わります。作文なら、前の一文に夕方の出来事を置き、あとからこのことわざを添える、という作り方もできますね。

ほかのことわざでも用例を見ながら調べたい方には、三省堂の『新明解故事ことわざ辞典 第二版』が候補です。出版社の紹介では、意味に加えて補説・故事・用例などを扱うと案内しています。

『新明解故事ことわざ辞典 第二版』の内容と版を確認する

今回の語の説明には、公開されている小学館の辞典を使いました。紹介した三省堂の本の該当ページを読んだ、という意味ではありません。辞典をすでに持っているなら、まず手元の一冊で用例を探してみてね。

自分の例文にするなら、公園から帰るとき、洗濯物を取り込むときなど、夕方の動きを一つ選んでみて。その場面に日暮れの早さを添えると、意味を説明するだけではない、自分の一文になりますよ。

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