暖簾に腕押しの「腕押し」は腕相撲?意味と例文を、布の動きからつかもう

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「暖簾に腕押し」の腕押しって、何をしているの?

ここ、ちょっと立ち止まってみよう。
コトバンクに収録された『ことわざを知る辞典』では、腕押しは腕相撲のことと説明されています。

相手は、店先などにつるす布の暖簾、のれんです。
腕に力を込めても、布からはぐっと押し返す力が返ってこない。その手応えのなさを、話や働きかけが相手に通じない場面へ重ねた言葉なんだね。

目次

つかみたいのは「手応えが返ってこない」感じ

複数の辞書の説明を見比べると、中心にあるのは、手応えや張り合いのなさです。

暖簾を想像してみて。
体を通すと、布は向こうへひらりと動く。しっかり力を受け止めてくれる相手とは違う動きです。

だから、例文を作るなら、まず「何を働きかけたか」、次に「どんな反応しか返らなかったか」を考えると、場面がはっきりします。

ただ「相手が苦手」「会話が短い」というだけで使うより、ことわざの意味が伝わりやすくなるよ。

例文は、働きかけと反応を一組にしよう

たとえば、こんな使い方です。以下は説明のために作った例文で、実際の会話の記録ではありません。

「集まりの日時を決めようと何度尋ねても、返事はいつも『そのうちね』。暖簾に腕押しで、予定が決まらない。」

日時を決めたいという働きかけに、具体的な返事が戻らない。この組み合わせがあるので、手応えのなさが見えるね。

もう一つ、対比するための仮の場面も考えてみよう。

「日時を尋ねたら、少し考えてから『金曜なら空いている』と答えてくれた」。

こちらは返事まで間があっても、予定を決めるための答えが返っています。声が小さい、口数が少ない、という特徴だけでは、同じ場面にならないんです。

使う前に、相手の性格を決めつける言葉になっていないかも見ておこう。自分の働きかけに反応が得られない状況を説明するつもりで使うと、文章を整えやすいよ。

似た言葉に迷ったら、意味と用例を一緒に読む

「糠に釘」など、似た意味のことわざもあります。一言で言い換えて終えるより、どんな場面の用例が付いているかまで読むと、使いたい文へ合わせやすくなります。

手元で調べる辞書を探すなら、三省堂の『新明解故事ことわざ辞典 第二版』も候補です。出版社の案内では、意味に加えて補説や用例、類義語などを収める辞書として紹介されています。

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今回は、この本の「暖簾に腕押し」の項目本文までは読んでいません。この記事の意味や腕相撲の説明は、先ほどの辞書資料で確認しています。

言葉がぴんと来なかったら、難しい定義をもう一度暗記する前に、暖簾を相手に腕相撲するところを想像してみて。
力は入るのに、手応えが返らない。そこから自分の例文へ戻ると、意味がぐっとつかみやすくなるよ。

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喫茶ことばのアバター 喫茶ことば 編集担当

ことわざの意味や由来、使い方を、会話に取り入れやすい形で紹介しています。

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